須賀川の夏 やっぱり映える「浴衣姿」で出かけたい!

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この夏に始める「和服習慣」まちなかの呉服店へ行ってみよう!

今や日本に限らず世界に通じる“KIMONO”という言葉。着物レンタル、和装体験などが海外の方を中心に人気を集めていますが、日本の誇り高き「民族衣装」であるはずなのに、日本人にとって馴染みの薄い存在となりつつあるのが悲しい現状です。その要因は「洋服より着る手間が掛かる」「高価なイメージがある」「お手入れが大変だ」「そもそも着付け方が分からない」などさまざまですが、時を経ても大切な日本文化であり、後世に残したいものですよね。夏の時期は絽(ろ)や紗(しゃ)という薄く透き通った絹織物で仕立てた着物が一般的ですが、まずは須賀川市中町の老舗呉服店で、初めてでも取り入れやすい「浴衣」の選び方を教えてもらいました!

初心者でも安心 和服専門店を訪ねるべき理由

浴衣はカジュアルな洋品店でも簡単に購入できますが、「仕立てが基本」というイメージが強い専門店でも、既製品の取り扱いはあります。店内の一角には、シックでシンプルな男性ものから、色彩豊かでレトロモダンな女性もの、ポップなデザインが可愛らしい子どものものまで、若い世代やファミリー向けのデザインが用意されています。仕立て上がっているプリント柄の浴衣のみならば、3,000円台からとお手頃な価格であり、帯や下駄、巾着などアドバイスをもらって組み合わせれば、オリジナルのトータルコーディネートが可能です。実際に一式を揃えても、壁になるのが「着付け」ですよね。WEBや動画を見ながら手探りで着てみる方法もありますが、なかなか難しいもの。そんな時、やはり専門店ならではの心強いサービスも。今回の取材先である呉服店では、店で購入した浴衣であれば何度でも着付けてくれて、さらには着付け方のレクチャーも受けることができます。

“長く愛用する一着”を持つならば「仕立て」も視野に

「良いものを大切に持ち続けたい」「自分だけの一点物が欲しい」という方は「本注染(ほんちゅうせん)」という裏面も美しく染め上げている反物を選ぶのがオススメ。反物であれば、自分のサイズに仕立てができるので、綺麗に着付けることができます。専門店による手縫いの浴衣は、既製品とは違う丁寧な縫製技術を用いているので、まさにオートクチュールの逸品です。その昔、浴衣の起源は入浴時に着用する「湯帷子(ゆかたびら)」という「肌着」を指すものだったそう。時とともに「湯上がり着」へと変化し、一般的に広く親しまれるようになりました。今よりもっと身近で日本人の生活の一部だった着物。お祭りや花火大会などイベントで着てみるのはもちろんのこと、普段使いができる自分の一着をいずれ持ってみるのも良いのではないでしょうか。まちなかへ行けば、 和服の歴史や日常への取り入れ方を丁寧に教えてくれる頼れるプロがいつでも迎え入れてくれますよ。

堀江屋呉服店
住所:須賀川市中町16-1
営業時間:9:30~19:00
定休日:第3火曜日
TEL:0248-75-2111
公式HPはこちら


すかがわのおととは、
そこを覗けば、須賀川のちょっと嬉しい発見がある。
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