春の大特集「すかがわのたびVol.13」まちなかと長沼の桜

まち歩き

うららかな春の日差しに誘われて「桜散策」に出かけよう!

いよいよ春本番を迎えて今年も桜の季節がやってきました! 東西に広がる須賀川市は地元の人々に親しまれてきた桜の名所がたくさんありますが、場所によって鑑賞できる桜の種類や満開の時期が異なります。見頃を逃さないためにも事前リサーチは重要。今回は中心市街地&長沼地区のお花見スポットと、お花見しながら味わいたい春のおやつをご紹介します。

tetteから最短で行ける桜の名所 神炊館神社&お諏訪の杜

”お諏訪様”こと「奥州須賀川総鎮守 神炊館神社」の境内は、参拝しながら桜を身近に感じられるスポットです。神社西側に広がる「お諏訪の杜」は珍しいエドヒガンザクラの群生地。エドヒガンザクラは多品種の桜の”母種”と言われていて、圧倒的知名度を誇る桜の代表「ソメイヨシノ」のお母さん的な存在です。厳粛な空気に包まれた林中で、薄紅色に咲き誇るエドヒガンのしとやかな佇まいを眺めてみて。「お諏訪の杜」には境内の三八稲荷神社につながる小路を利用するか、神社駐車場側のウッドチップが敷き詰められた林道から入ることができます。境内の中心にあるエドヒガンのシダレも風情があってオススメ。

[観賞できる桜]
エドヒガン・エドヒガンシダレ・シダレザクラなど

「翠ヶ丘公園」はお散歩がてら桜を楽しめるメインスポット

毎年桜の開花と同時に開催される「須賀川さくらまつり」の会場になっている「翠ヶ丘公園」は、シーズン中に一度は訪れたい桜の名所。「須賀川(下の川)」沿いに立ち並ぶ180本ほどのソメイヨシノや、朱とピンクのコントラストが魅力的な太鼓橋付近は、フォトジェニックな一枚が撮影できるスポットとして人気で、花見客たちの賑わいは公園の”春の風物詩”になっています。「南舘芝生広場」から臨める悠然たる姿のシダレザクラは圧巻の美しさ。昼間の華やかさとはひと味違った幻想的な夜桜も◎。

[観賞できる桜]
ソメイヨシノ・シダレザクラなど

須賀川さくらまつり
桜並木に提灯を設置し、開催期間中は夜桜のライトアップを行います。露店は両会場を合わせて15店舗ほど出店予定。
[開催期間]
2023年4月3日(月)~23日(日)
※桜の開花状況によって開催期間や点灯時間が変動する場合がございます。
[会場](同時開催)
①翠ヶ丘公園・須賀川(下の川)※両岸約1km
飲食コーナー(露店):翠ヶ丘公園南舘駐車場
②釈迦堂川ふれあいロード※両岸約2km
飲食コーナー(露店):須賀川アリーナ駐車場

花より団子!? お花見とくれば春らしい「おやつ」が欲しい!

せっかくお花見に出かけるならば、やっぱり持っていきたいのが「おやつ」。桜散策の前に須賀川市内の名物や最新スイーツが集まる「すかがわ観光物産館flatto」に立ち寄るのがオススメ。ベーカリータマキヤが30年以上も提供しているロングセラー商品「ウルトラマンどら焼き」は小豆の風味と食感がしっかり伝わる粒あん、粒あんバター、カスタードクリームの3種類でウルトラマンの焼き印入りがキュート! 須賀川のお土産としても重宝するはず。福島県で話題の新品種いちご「ゆうやけベリー」の大粒を丸ごと包み込んだ「しのぶ菓子店」の「いちご大福」は5月下旬まで販売予定。いちごの濃い甘みとあんこのハーモニーが贅沢な一品です。端午の節句に向けて「かしわ餅(150円)」の販売も順次始まります。「いちご大福」とあわせて季節の和菓子をお試しあれ!

ベーカリータマキヤ
ウルトラマンどら焼き
(あん・あんバター・クリーム)
各種 220円
※2023年3月時点「ベーカリータマキヤ(須賀川市中町17−1)」は建て替え工事のため臨時休業中です。すかがわ観光物産館flattoで購入できる商品については週末を中心に納品しています。

しのぶ菓子店
いちご大福(こしあん)
290円

すかがわ観光物産館flatto
住所:須賀川市中町11
営業時間:10:00~18:00
定休日:年末年始(臨時休業あり)
TEL:0248-94-4855
公式HPはこちら
オンラインショップ
「すかがわのモノウム」はこちら

長沼の桜散策は「まちあるきBOOK」を片手に出発!

毎年関東圏からも見物客が訪れる長沼地区では、点在する桜の名所を効率よく巡ることができる「ながぬまさくら紀行スタンプラリー」を開催しています。野生種で長寿とされるエドヒガンのシダレザクラが鑑賞できるのは「永泉寺のしだれ桜」「護真寺の桜」などの4か所で、地に根を張って力強い生命力を”魅せる”一本桜は迫力があります。文応元年(1260年)に長沼中納言隆時が築城したとされる「長沼城址」は山一面を彩る桜色と長沼のまちの風景がセットで美しいと感じられる名所。ぜひとも遠くから隅々まで眺めてみて。長沼観光物産振興協会から発行されているまちあるきBOOK「長沼さんぽ」は、気になる名所や地元の飲食店、観光スポットがまとめてチェックできるので便利。長沼市民サービスセンターや町内の各店舗でGETしてみてくださいね。

[観賞できる桜]
永泉寺のしだれ桜(エドヒガンシダレ)
長沼城址の桜(ソメイヨシノ、ヒガンザクラ、ヤマザクラなど)※2023年は敷地内工事期間中のため立ち入りができません。
兎内の桜(ソメイヨシノ)
横田陣屋御殿桜(エドヒガンシダレ)
護真寺の桜(エドヒガンシダレ)
岩崎山史跡公園の桜(シダレザクラ、ヤマザクラなど)
長楽寺の桜(シダレザクラ)
古舘の桜(エドヒガンシダレ)

2023ながぬまさくら紀行スタンプラリー
スタンプラリーの詳細はこちら
[開催期間]
2023年4月1日(土)~23日(日)まで
[開催場所]
長沼地域
[お問い合わせ]
須賀川市 長沼市民サービスセンター
TEL:0248-67-2111

藤沼湖自然公園は「桜の宝庫」中には希少な品種も!

例年では中心市街地よりも7日ほど開花が遅めだという「藤沼湖自然公園」は、広大な敷地内で順を追って開花を迎える多種類の美麗な桜を長く堪能できる貴重なスポットです。自生するヤマザクラや湖畔の桜並木は見応えがあり、湖の周囲5kmに渡る遊歩道をハイキングしながら、心地良いひと時を過ごすことができます。コテージ村近くに花咲く「ギョイコウザクラ(御衣黄桜)」は4月中旬から下旬頃にかけて見頃を迎える希少な品種で、なんと”緑色”をした桜なのだそう。ピンク色以外の桜も春の趣を感じられて素敵です。ぜひ現地に足を運んでみて。園内の桜は13年ぶりに予定されている高土山の山開き頃まで眺めることができればラッキー。今シーズンにしか出合えない桜の風景を探してみてくださいね。

[観賞できる桜]
ソメイヨシノ・ヤマザクラ・ヤエザクラ・シダレザクラ・ギョイコウザクラなど

[山開き]
高土山(たかどやま、729メートル)
2023年4月23日(日)~

食べれば笑顔も満開! まさにお花見にぴったりなお菓子

春夏秋冬に合わせて心温まる和洋菓子を提供している「あがつま菓子店」では「さくら紀行スタンプラリー」と同時にスタートする「花見だんご」や「かしわ餅」が春の定番おやつ。心待ちにしているファンが多く、販売状況は来店前に確認しておくのがオススメ。その地域ならではの「銘菓」はお花見の気分をしっかり盛り上げてくれますよ! 青梅の甘露煮と白あんの組み合わせでさっぱりといただける和菓子「護真寺の華」は、店舗近くの名所「護真寺の桜」から名付けた地元愛があふれる一品。ほろっとほどける上品な口当たりです。

あがつま菓子店
護真寺の華(はな)120円

あがつま菓子店
住所:須賀川市横田横屋敷2-2
営業時間:7:30~19:00
定休日:木曜日
TEL:0248-68-2223
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人気の洋菓子に加えて注目は「さつまいも」を使ったお菓子

秋から冬にかけて登場する「芋ようかん」をはじめ、こだわりのさつまいもを使ったお菓子に定評がある「太田屋菓子店」。通年商品でコロンとした形がかわいい「おいもさん」は、”さつまいも大好きっ子”のすかがわのおとスタッフもお気に入りの一品。9割がさつまいもで、その他が1割というぐらい、さつまいも本来の風味を存分に生かして作られています。たっぷりのバターとシナモンの濃厚な香りがこれまた美味! 「花見だんご」は桜の開花とともに販売開始予定。常時12種類が揃う人気の「手作りクレープ」は冷蔵か冷凍のいずれかの状態で提供してもらえるので、外歩きにもってこいのおやつです。

太田屋菓子店
おいもさん 120円

太田屋菓子店
住所:須賀川市木之崎字蓑輪6-102
営業時間:9:00~19:00
定休日:不定休
TEL:0248-68-2619


すかがわのおととは、
そこを覗けば、須賀川のちょっと嬉しい発見がある。
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