井桁屋本舗&食堂 大黒亭
須賀川の風土が生んだ乾麺 美味しさの秘密は?
地元民ならば、馴染み深い薄緑色の「かっぱ麺」。市の特産品「きゅうり」から作られていることは知られているけれど、なぜ須賀川で乾麺製造が盛んになったのかを知っていますか? 乾麺(素麺)作りに必要なのは「自然の風」。実は清らかな美しい水が湧き出て、坂が多いという須賀川の風土と気候は“良い風が吹く町“として素麺作りに適した条件が揃っていたことから、その歴史は始まりました。商工業が勢いを増した明治初期の須賀川で初代高久田甚吉さんが立ち上げた「井桁屋本舗」は、明治10年の創業から今日まで乾麺作りに情熱を注ぎ、その製造技術と味わいを継承し続けています。
乾麺の種類は16種類 自分好みの商品を選べるお得なパックも!
看板商品「奥想麺」は小麦粉と塩のシンプルな中太麺。全国博覧会での受賞歴も持っています。「たまごうどん(麺)」は浅川町の「炭と玄米の卵」を使用していて常連客たちのリピートが多く、平打ち麺の「ひもかわ」は子どもも食べやすく、食べ応えもあるためママたちに人気です。どの種類も見本が展示されているので、原料や太さ、色味などをチェックできます。乾麺は伸びにくく、コシが強いことが特長ですが、ゆで方のコツや美味しい食べ方は気軽に聞いてみるのがベスト。たくさんの種類をお試ししたい方には便利な少量パックや単品販売もありますよ。
「食堂大黒亭」で実食してから購入するのもオススメ!
井桁屋本舗の店内から行き来可能な食堂大黒亭は、自家製麺を使用した日替わりランチを中心に多彩なメニュー展開で人気を集めています。もちろん全て店頭で購入できるもので、その日使っている乾麺が各テーブルで紹介されているので食後に気に入ったものを買って自宅で再現したり、アレンジをしてみるのも楽しいですよね。tette のスタートとともに「お子様うどんセット」も登場。 子どもを連れたママたちの利用も増えているのだとか。自宅用や土産物、季節の贈り物などそれぞれの“好み“や“用途“に幅広く対応してくれるのが魅力的であり、須賀川の歴史とともに歩んできた“古き良き“食文化に“新しさ“をプラスして、時代の変化を受け入れながら、守るべきものはしっかりと守り抜く老舗です。
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井桁屋本舗(食堂 大黒亭)
住所:須賀川市八幡町24-17
営業時間:売店9:00~18:30/食堂11:00~14:00
定休日:月曜日、火曜日(売店は営業)
駐車場:有
TEL:0248-75-3622
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すかがわのおととは、
そこを覗けば、須賀川のちょっと嬉しい発見がある。
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