菓子司 近江屋

市役所から徒歩3分ほど レトロな灯ろうが目印の「近江屋」
小豆や白いんげんなどから食物繊維や良質の植物性たんぱく質が手軽に採れて、栄養価の高い和菓子。かつて商店がひしめき合っていた軒の栗通りで昭和5年創業の初代から添加物を一切使用しない素朴な味わいを届けているのが「菓子司 近江屋」です。ショーケースに並ぶ和菓子は全て店内で手作りしていて、毎日早朝から製餡や生地作りに励んでいます。毎月第2日曜日に開催中の人気マルシェ「Rojima」に遊びに来たことがある方はご存じの通り、いつも味のある小さな屋台で美味しそうなおだんごや酒まんじゅうを販売している地元民の間ではお馴染みのお店です。
店の代表「一口まんじゅう」「粟まんじゅう」は外せない
北海道十勝産小豆を100%贅沢に使った「一口まんじゅう」は創業当時から変わらないレシピで、やさしく程よい甘さの餡とほんのり塩味のうす皮のハーモニーがたまらない逸品です。昭和初期に1個5円で売られていたまんじゅうは、今でも驚きの“15円“とかなりリーズナブルで、おやつやお使い物として重宝されています。鮮やかな黄色が元気をくれる「粟まんじゅう」はスッと口解けの良いあっさりした餡が特徴的で一口まんじゅうに次ぐ人気商品。春は“だんご“、夏は白いんげんのさわやかな餡が詰まった“若あゆ“など、季節毎に登場するお菓子もお楽しみのひとつ。とくに、秋口から始まる「生クリーム大福」は30年前から先駆けて作ってきたのだそうで、常連客に長く親しまれています。
イベント限定商品や3代目考案の新商品も要チェック!
「Rojima」限定で味わえる甘味にも注目です。春から夏にかけては“ところてん“や“ソフトクリーム“、寒い時期にお目見えする白玉が入った“おしるこ“や蒸かしたての“酒まんじゅう“は、熱々を頬張りたくなりますよ。自然薯を使った上用まんじゅうや焼いた白あんをチョコレートでコーティングした「牡丹のしずく」など3代目の若い感性を生かしたニューカマー商品も追加されて、ますます軒の栗通りを盛り上げてくれる存在となりそう。まちなかの灯りを燈し続けたいという強い想いで朝早くから夜遅くまで店を開けて頑張る姿には、“脱帽“の地元愛にあふれた和菓子店です。
「昔ながらの手作り飴」もチェック!
菓子司 近江屋
住所:須賀川市大町237
営業時間:7:00~20:00
定休日:無休(1/1,1/2のみ休み)
TEL:0248-73-3613
すかがわのおととは、
そこを覗けば、須賀川のちょっと嬉しい発見がある。
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