令和6年度須賀川市立博物館冬季企画展雛人形展&雛の笑顔に会えるまち

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今年もまた、雛の笑顔に会いに行こう 

須賀川の春の風物詩である須賀川市立博物館の冬季企画展・雛人形展が今年もスタートしました。

福島県内の公立博物館としては一番古い歴史を持つ須賀川市立博物館では、昭和45年の開館以降毎年雛人形展を開催しています。

商人の町として栄えた須賀川には江戸との交流でもたらされた雛人形が多くあり、市民の寄贈により今では須賀川市立博物館は県内随一の雛人形コレクションを有する博物館となりました。

お雛様と和の設え(しつらえ)

毎年さまざまなテーマを設けて開催される雛人形展。

55回目の開催を迎える今年は日本家屋で空間の装飾や間仕切りとして活用されてきた「屏風」をあわせて展示しています。

古くから日本で人目を遮ったり、空間を仕切るために使われてきた屏風。

家で婚礼や葬儀が行われていた昭和時代の前半までは、空間を華やかにしたり整えたりと大きな役割を果たしていました。

商家や庄屋が所蔵していた屏風や掛け軸のほか、明治9年に明治天皇が須賀川を行幸した際に宿泊先の休憩所で使用された貴重な屏風も展示されています。

そんな屏風が演出する華やぎや気品と共に、お人形の愛らしさ・美しさをお楽しみください。

ふるさとのお雛様

かつての宿場町である須賀川の商家を中心に寄贈された、江戸時代から現代までの雛人形とその関連資料約300点が展示されています。

県内随一のコレクションを誇る須賀川市立博物館の雛人形は享保雛や古今雛、御殿飾りなどここでしかお目にかかれないようなお人形も数多く並んでいます。

お子様と一緒に館内を回りながら問題を解いていくワークシートや、神炊館神社の宮司さんから寄贈された杓と料亭でお持ちだった色とりどりの扇子を持って写真が撮れるフォトブースなど、小さいお子さまも一緒に楽しめる仕掛けが用意されています。

また今回は「写真の撮れる雛人形展」として、ご自身のカメラで雛人形を撮影することができます。

ぜひお気に入りの雛人形を写真に収めながら、須賀川の雛人形文化に触れてみてはいかがでしょうか。

 

【令和6年度冬季企画展「雛人形展 お雛様と和の設え」】
<開催期間>
令和7年2月4日(火)~令和7年3月9日(月)
<開催時間>
午前9時~午後5時まで(入館受付は午後4時30分まで)
<休館日>
2月25日(火)、3月3日(月)
<観覧料>
大人200円(150円)
大学生・高校生100円(70円)
※()は20名以上の団体料金
※中学生以下、65歳以上は無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者手帳・指定難病医療費受給者証を持参した方と介助者1名は無料
※3月2日(日)は観覧料無料でご覧いただけます
<場所>
須賀川市立博物館(須賀川市池上町6)
TEL:0248-75-3239

まちのなかにも、雛の笑顔があふれる

江戸時代に一般家庭では「高級品」とされていた雛人形の代わりに作られるようになった「つるし雛」。女の子の幸せを願う心を込めて縁起物がモチーフになっていることが多く、「花のように可愛らしく」「元気に育ちますように」「邪気払い」「食に困らない」「開運に恵まれる」など様々な意味があります。

こちらも恒例となっているイベント「雛の笑顔に会えるまち」。須賀川商工会議所女性会が中心となって制作や展示に励んでいる「つるし雛」や各々の商店が受け継いできた古くは明治時代からの雛人形や段飾り雛が、まちなかの商店を彩ります。

第21回雛の笑顔に会えるまち
<開催期間>
令和7年2月14日(金)~3月3日(月)
※抽選で商品券が当たるスタンプラリーにも参加してみてくださいね!
主催:須賀川商工会議所「雛の笑顔に会えるまち」実行委員会
須賀川商工会議所 公式HPはこちら

美味しいスイーツでホッと一息

須賀川市立博物館の坂を下り目前にある「グランシア須賀川」では、併設するスイーツショップ「キャメリーナ」の季節のスイーツをドリンクと一緒に、グランシア須賀川のロビーで楽しむことができます。須賀川産いちごを使ったタルトやショートケーキ、またこの後はひなまつり限定ケーキも登場予定だそう!博物館で雛人形展を楽しんだ後は、暖かい館内でゆっくりカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

グランシア須賀川(キャメリーナ)
須賀川市池上町74
<営業時間>
11時~18時
<店休日>2月24日(月祝)、3月4日(火)
TEL:0248-75-1166

すかがわのおととは、
そこを覗けば、須賀川のちょっと嬉しい発見がある。
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